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正式名称は「OBS Studio」で、例えば「YouTube」や「Twitch」などでLive配信をする際には必要な配信用ソフト(エンコーダー)なので使い方や設定については知っておく必要があります。
他にも無料で使用できるエンコーダー(Xsplitなど)はありますが、個人的には使いやすいし、幅広く使われているソフトで情報も多いので特にこだわりが無ければOBS Studioがおすすめです。
せんぱお
目次
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OBS Studioの概要とダウンロード
今回紹介する「OBS Studio」はエンコーダーと呼ばれる配信用ソフトで、ゲーム画面やマイクの音声などゲーム配信に必要な情報を取りまとめて、配信サイトにその情報を転送してくれます。
ゲーム機とPCを繋ぐ「キャプチャーボード」を使っている場合には、付属のソフトがエンコーダー機能を持っているものもありますが「アップデートなどがあまりない+機種変更で仕様が変更される」などの事態があるため「OBS Studio」に統一して使っていた方が便利だと思います。
まずは、自分のPCスペックに合わせてダウンロードをすすめてソフトを立ち上げてみましょう。
せんぱお
OBS Studioのおすすめ設定
1. 画質の設定
OBSの画質の設定は下記の2つのタブで行います。
- ①「設定」→「出力:配信」
- ②「設定」→「映像」
① 出力:配信の設定
まず「出力:配信」タブでは下記の様に設定を変更してください。
PCにグラフィックボードが搭載されていない場合には、エンコーダーは「x246」(画質は良いけどPCに高負荷)しか使用出来ませんので、そちらに合わせて設定を行うようにしてください。
・エンコーダーに「x246以外」を使用する場合(推奨)
変更する項目 | 設定内容 |
---|---|
レート制御 | CBR |
ビットレート | 1,500 ~ 9,000 |
キーフレーム間隔 | 2 |
プリセット | 高品質 |
Profile | high |
・エンコーダーに「x246」を使用する場合
変更する項目 | 設定内容 |
---|---|
レート制御 | CBR |
ビットレート | 1,500 ~ 9,000 |
キーフレーム間隔 | 2 |
CPU使用のプリセット | medium ~ veryfast |
プロファイル | high |
実際には「ビットレート」「プリセット」「プロファイル」の直接的に画質に関わる項目は配信サイトの上限に合わせたり、自分のPCスペック・回線速度に合わせて設定していく流れです。
確実に固定なのは「レート制御」と「キーフレーム間隔」の項目で、OBSで動画を録画する場合は別設定でもいいのですが、Live配信の際にはこの値・設定にするのが無難だと思います。
どの項目も高いほど高画質になりますが、サイト毎の上限を超えてはいけません。
配信サイト | 推奨上限ビットレート |
---|---|
YouTube | 9,000 Kbps |
Twitch | 6,000 Kbps |
ニコ生 | 6,000 Kbps |
OPENREC | 5,000 Kbps |
また、自分のPCスペックが追い付いていないのにビットレートを上げると映像がカクカクになってしまいますし、自宅の回線速度が足りていなくても映像の描写等に不具合が生じてきます。
例えば、自宅の回線速度が2 Mbps(約2,000 kbps)しか出ていないのに、ビットレートに6 Mbps(約6,000 kbps)を設定しても充分に映像が描写出来ません。ビットレート値は自宅の回線速度(アップロード:上り速度)と関係しているので自宅の速度チェックをしてみましょう。
自宅の回線速度が足りているか確認する方法・改善方法などは下記記事にまとめてあります。
関連記事「オンラインゲームを快適にプレイするのに必要な回線速度・通信速度の目安」
② 映像の設定
続いて「映像」タブの設定は下記の様に設定を変更してください。
変更する項目 | 設定内容 |
---|---|
基本解像度 | 1920 × 1080 |
出力解像度 | 1280 × 720 ~ 1920 × 1080 |
縮小ファイル | バイリニア ~ ランチョス |
FPS共通値 | 30 ~ 60 |
出力解像度・縮小ファイル・FPS共通値はPC性能に合わせて設定するようにしてください。
全ての値は高い方が画質が良くなったり、滑らかに描写する様になるのですが、PCの性能や回線速度が不足している場合に高設定にすると「カクカク」して表示されてしまいます。
下記はYouTube・Twitchの推奨設定で、上から”高画質”配信用の設定になっています。
YouTube推奨設定
- 1080p 60fps:解像度 1920 × 1080 + ビットレート 4,500 ~ 9,000 Kbps
- 1080p 30fps:解像度 1920 × 1080 + ビットレート 3,500 ~ 6,000 Kbps
- 720p 60fps:解像度 1280 × 720 + ビットレート 2,250 ~ 6,000 Kbps
- 720p 30fps:解像度 1280 × 720 + ビットレート 1,500 ~ 4,000 Kbps
Twitch推奨設定
- 1080p 60fps:解像度 1920 × 1080 + ビットレート 4,500 ~ 6,000 Kbps
- 1080p 30fps:解像度 1920 × 1080 + ビットレート 3,500 ~ 5,000 Kbps
- 720p 60fps:解像度 1280 × 720 + ビットレート 3,500 ~ 5,000 Kbps
- 720p 30fps:解像度 1280 × 720 + ビットレート 2,500 ~ 4,000 Kbps
参考サイト「YouTube – ライブエンコーダーの設定」「Twitch – Streamers」
個人的な感覚だと、30fpsを60fpsにするよりも画質を上げた方が視聴者的には見やすいと思うので「720p 60fps」にするのであれば「1080p 30fps」の方の設定にする方がおすすめです。
細かな設定は自分の配信を確認しながら微調整するしかないので、ここでは基準を掴んでおいて、自分の配信を見て「カクカクしてるなぁ…」と思ったら値を下げるように調整しましょう。
OBS Studioで画質を上げる方法について下記記事に詳しくまとめてありますので参照ください。
関連記事「ゲーム配信の画質を良くして高画質にするためのやり方・設定方法」
2. マイク・音声の設定
OBSのマイク・音声の設定は下記の2つのタブで行います。
- ①「設定」→「出力」
- ②「設定」→「音声」
① 出力:音声の設定
画質の時と同じように出力タブですが、「配信」ではなく「音声」に切り替えて設定します。
音声ビットレートという部分を特にデフォルト(160)にしていても問題ないのですが、YouTube推奨の「128」に設定しておくのが無難だと思います。この部分の設定はコレだけです。
② 音声の設定
基本的にデフォルトの状態から調整する必要はありませんが、初期状態ではマイクが繋がれていないので「マイク音声デバイス」の項目に自分の使っているマイクを設定します。
3. 配信の設定
画質・マイク・音声の設定が完了したら、最後に配信用の設定をしましょう。
特に設定画面に移行する必要は無く、ソフトを立ち上げた状態の画面を設定します。設定するのは「ソース」と「ミキサー」の部分で、映す画面の選択と音量の調整をします。
ソースの調整
ソースでは配信画面に映したい映像タイプを「+」ボタンで選択・追加することで画面上に表示することが可能になります。下記の項目から選んで追加してみてください。
変更する項目 | 設定内容 |
---|---|
ウィンドウキャプチャ | 画面に表示されている映像(デスクトップやゲーム等) |
ゲームキャプチャ | PCゲームの映像(ゲーム機の映像は表示されない) |
映像キャプチャデバイス | PS4などのゲーム機の映像・Webカメラの映像 |
画像 | PC内の画像を表示 |
ソースは複数表示することが出来るので、ゲームの映像を映しながら、Webカメラを表示したり、画像を表示したりすることも可能です。個人的にはウィンドウキャプチャ―の使い勝手が便利なので、ゲーム配信の時にもゲーム画面をフルスクリーンで映して使っています。
ミキサーの調整
ミキサーには「デスクトップ音声」と「マイク」の2つが表示されていると思いますが、それぞれ下のバーを動かすことで音量のバランスを調整・ミュートなどをすることが可能です。
もし下のバー移動だけでは調整が足りなかったら、歯車アイコンから「オーディオの詳細プロパティ」でさらに音量の調整が可能ですし、同じく「フィルタ」の「ゲイン」設定で大元の音量を調整することが出来るのでこの辺りを使って上手くバランスを調整してみましょう。
4. 各配信サイト用の設定
以上がOBS独自の設定なのですが、Live配信したいサイトに合わせて「設定」→「配信」を設定してあげる必要があります。コレを設定しないと各サイトで配信は出来ません。
各配信サイトの設定は下記にまとめてありますので参考にしていただければと思います。
OBS Studioの使い方
以上の設定が終われば、あとはLive配信をしたい時に「配信開始」ボタンを押すだけでOKです。
OBS Studioでは動画録画も可能で保存フォルダを決めて「録画開始」を押せば録画もできます。
「設定」→「出力」→「録画」で録画用の画質設定と保存先フォルダの設定が出来るので、設定しておきましょう。ちなみにLive配信と同時に録画することも可能になっているで便利ですよ。
まとめ:OBS Studioの使い方・おすすめ設定
今回はOBS Studioの使い方という事で重要なエンコーダーの設定を解説してきました。
こういった設定は1回してしまえば、後は特に気にせずに使えるので、少し面倒ですが最初に徹底的に設定してしまうのが良いと思います。無料のソフトなので他のサイトなどにも独自の設定などの情報は色々ありますが、今回の設定は公式推奨でかなり高画質で配信可能ですよ。
関連記事「オンラインゲームを快適にプレイするのに必要な回線速度・通信速度の目安」
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