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「あのゲーミングPCはスペックがいいのに安いからおすすめ」
と言われて各パーツの性能を見ても、どのパーツがどういう役割をするのか分からないし、全体の中でどの程度のパーツなのかという良し悪しの判断をするのも難しい場合があると思います。
そこで今回はゲーミングPCの性能決める主要パーツの役割と性能を簡単に解説していきます。
目次
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ゲーミングパソコンを構成するパーツの役割
CPU = 処理性能を示すパーツ
CPU(Central Processing Unit)はパソコン能力の中心で、人間で言うところの「脳」です。
パソコン上で行われている全ての処理に関わっていて、ここがポンコツだと他パーツの性能が良くても力を最大限まで発揮できない場合が多いです。一定以上のモノは搭載した方がいいです。
CPUの性能の見方のコツは大きく分けて3つ(コア数・世代・クロック数)あります。
例えば「Intel Core i7 8800K @ 3.30GHz 」というCPUの表示があった場合
- コア数 = Core i7
- 世代 = 8800K
- クロック数 = 3.30GHz
というのがCPUの性能の見方になります。
簡単に説明すると全て数字が大きいほど良いです。Core i5よりもCore i7の方が良いし、7200Kよりも8800Kの方が性能が良いです。クロック数も大きい方が良いけど気にしない人が多いです。
どの位のレベルのCPUが今のPCの中で平均なのかと言えば、
「Intel Core i5 8000~9000」
この辺りの性能が平均的になってきます。
ゲーミングPCを選ぶ時には、この辺り以上のCPUを積んでいるPCを選べば性能としては問題ないです。個人的には「Core i7」にしておくと安心して最新ゲームにも対応できておすすめです。
せんぱお
GPU = 映像を処理する性能を示すパーツ
GPU(Graphics Processing Unit)は映像に特化した処理ユニットで、ゲームには必須です。
グラフィックボードと呼ばれる機会も多いので、そちらの方が聞いたことあるかもしれません。
一般的にゲーミングPCと呼ばれるパソコンにはゲーム向きのGPUが搭載されていて、普通のPCには搭載されいないか、最低限のGPUがCPUに組み込まれて搭載されている場合が多いです。
ゲーム向きのGPUは「GeForceシリーズ」が有名で、ほとんどのゲーミングPCはこのシリーズを搭載していて、記載されている型番・種類によってGPUの性能を測ることが出来ます。GeForceシリーズは「GTX 〇〇」「RTX 〇〇」となっていて、RTXの方が最新版のシリーズになります。
「GTX 1060」
この辺りがゲーミングPCで言えば、平均的なGPU性能です。CPUと同じく数字が大きい方が性能が良く(60の方の数字)「Ti」と記載されているモデルの方が性能が高くなっています。
ゲームソフトによって、必要なGPUのスペックが異なっていますが「GTX 1060」以上のGPUを搭載していれば、スペックが足りなくてゲームが遊べないという事態は基本的に無いですね。
せんぱお
メモリ = CPUの処理を手助けするパーツ
メモリは、CPUの処理する情報を一時的に保管して置けるスペースを提供するパーツです。
メモリが少ないと、高性能なCPUでも一度に扱える情報に限りが出来てしまって(置いておけるスペースが少ないから)性能を最大限に発揮することが出来なくなってしまいます。
色々なソフトやゲームなどを一度に立ち上げると処理しなければならないデータが大量に出るので、このメモリの容量というのが大事になってきます。データが溢れてメモリが不足してしまうと、PCの動きが遅くなってしまったり、映像や画面がカクついてしまったりします。
平均的なメモリの容量は「8GB」で、多くのゲームソフトは8GBで動作すると思いますが、「16GB」にしておくとかなり快適にゲーム配信との両立も出来ますし、おすすめです。
ミドルスペックのコスパの良いゲーミングPCは「メモリ:8GB」で販売されている事が多いので、オプションで「16GB」にアップグレードするか、自分で増設するのをおすすめします。
関連記事「PCのメモリの確認の仕方・増設方法を解説|初心者でも簡単に可能」
せんぱお
HDD・SSD = 大量のデータを保管するパーツ
HDDとSSDはデータを長期間保管しておく為のパーツで、メモリの様に一時的に置いて即座に取り出す様な使い方は出来ませんが、保管することの出来るデータ量が非常に多いです。
ゲームソフトやAdobeのソフトなどは容量が多いので、HDD・SSDの容量が大きいと保存しやすく、入りきらないからどれか削除しなきゃという事態になりにくいのがメリットです。
- HDD:保存データ量が多くて安価だけど、大きくて衝撃に弱い
- SSD:保存データ量が少なくて高価だけど、小さくて衝撃に強い + 読み書きが高速
HDDとSSDの違いは上記の様な形で、ゲームソフトをSSDの方に保存しておくとロード時間が短くなったりという恩恵を得られて快適なゲーム環境をつくり上げることが可能です。
「HDD = 1TB , SSD = 250GB」辺りがゲーミングPCの平均的な容量になっています。
安価なゲーミングPCだとSSDが搭載されていない場合がありますが、なるべく搭載されているモノを選んだほうが快適なゲーム環境になるのは間違いないと思うのでおすすめになります。
せんぱお
各パーツはばら売りされている – BTOパソコン
パソコンを買おうと思った時に、多くの人は箱型の完成形パソコンを思い浮かべると思います。
ただ、パソコンって今回解説したようなパーツを組み合わせて出来上がっていて、各パーツはばら売りで買う事が出来ます。なので、一部のパーツだけ自分でアップグレードもできます。
ゲーミングPCの多くは、自社パーツで作っているようなSONYやApple等のPCとは違って「BTOパソコン」と言って、既にあるパーツを組み合わせて作ってくれるパソコンです。自作は難しいですが、BTOでは、パーツを色々入れ替えてオーダーすることが出来る様になっています。
メモリなどはスロットが空いていれば簡単に増設出来ますし、GPUも増設できる場合も多いので、今持っているパソコンのパーツをアップグレードして使うのもアリかもしれません。
せんぱお
まとめ:ゲーミングパソコンのパーツの役割を簡単に解説
今回はゲーミングパソコンを構成するパーツ役割と平均的な性能のモデルを紹介してきました。
ゲーミングPCを選ぶ時に、遊びたいPCゲームの要求スペックだけを見てその通りに購入するのも良いと思いますが、各パーツを知って、平均モデルを知っていれば自分でコスパの良いモデルを選べるようになるので、この機会に知ってもらえればと思ってご紹介する事にしました。
下記記事では私が選んだコスパの良いおすすめのゲーミングPCを紹介していますので、この記事の内容を踏まえて各パーツのスペック等も比較してチェックして見てもらえればと思います。
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