ゲーム配信のクリップ・切り抜きの転載・二次利用は違法?TwitchとYouTubeのグレーゾーンを解説

YouTubeを見ていると「クリップまとめ」「切り抜き集」みたいなゲーム配信の盛り上がった場面を集めている動画を見かける事もあると思います。確かに上手くまとまっていて面白いです。

でもコレってやってもいいの?

って多くの人は便利に思いながらもそう感じると思います。

そこで今回は、このゲーム配信の「クリップまとめ」や「切り抜き転載」の話について、TwitchとYouTubeの色々な視点から解説していこうと思います。いわゆるグレーゾーンのお話ですね。

そもそもクリップ自体はTwitch公式の仕様

参考サイト「Twitch – Ninja

海外のゲーム実況者がTwitchで配信していて良いプレイをすると、

誰かクリップしといて!

みたいな感じで、配信者側からクリップ依頼がある様に、Twitchでクリップするのは公式仕様として認知されています。クリップすると指定した短い時間の動画をTwitch内で公開できます。

クリップのやり方

Twitchの配信・動画のクリップしたい前後の場面で右下のクリップボタンを押して、クリップしたい場面を最大60秒まで微調整すれば完了です。自分のアカウントで公開されます。

クリップ自体は60秒までの動画のみで広告料などはつかず、配信者の宣伝にもなるので、単純にファンが作って楽しむようなWin-Winのシステムです。クリップはTwitterやブログなどに簡単に貼り付けられるようになっていますし、多くクリップした視聴者につく特別な称号もあります。

なので、Twitch内でクリップを作るのは公式で推奨されているので全く問題ないです。

色んな視点から見る転載・二次利用問題

問題になってくるのは、YouTube内での動画の切り抜き転載や二次利用、他サイト(Twitch・ニコ動など)からの転載問題です。グレー部分や完全アウトまで様々なので、解説していきます。

配信者の視点からはメリット・デメリットあり

配信者側からの視点で言えば、メリット・デメリットの両方がある様に思います。

先ほどのクリップの話であったように、名場面の動画をまとめて作ってもらうのは単純に嬉しいことではありますし、まとめ動画は良い所が伝わりやすいので宣伝にもなる場合も多いです。

なので、そもそも無断で転載しているわけではなく、配信者から許可を得て切り抜き動画をアップしてる場合もあって、配信者が持っている著作権的な部分はこの場合はクリアできています。

ただし、切り抜きばかり見る人が増えて本家配信に人が流れなかったりすると配信者もいい気持ちはしないですし、配信者に許可を得て切り抜き動画を作っても、その動画で広告収入を得ようとする段階までいくと、ファンの人に叩かれたりするのでお金儲けに繋げるのは喜ばれません。

もちろん、許可を得ずに転載している場合や、二次利用した製作者のみの許可(例:クリップした人の許可)だったり、切り抜き動画の切り抜きという場合にはかなりアウトに近いです。

動画削除やチャンネルBANは可愛い方ですが、最悪の場合訴えられることまであります。

配信サイト視点ではかなりグレー

大元の配信者の許可を得ている場合、YouTube内、Twitch内などでの切り抜き動画の制作や転載は問題ないと思いますが、「Twitch → YouTube」や「ニコ動 → YouTube」などはグレーです。

Twitchの利用規約には下記の様にTwitch内サービスの改変などを禁止しています。

viii. modify, adapt, translate or create derivative works based upon the Twitch Services or any part thereof, except and only to the extent that such activity is expressly permitted by applicable law notwithstanding this limitation;

引用:「Twitch – Terms of Service

ただ、Twitchで配信しているゲーム実況者などは、ライブ配信した動画をYouTubeのチャンネルにに自分で転載したりもしていますし、一部では暗黙的に許可されている場合もありそうです。

もちろん配信者ではない人が無断転載するのはダメですが、配信者がOKしていても、配信サイトが異なって転載になる場合にはかなりグレーな形になるというのは間違いないですね。

ゲーム会社視点では許諾次第

そもそも、ゲーム配信というモノ自体がグレーゾーンである場合も多く、配信をして特に広告費などを得る場合にはしっかりとソフトの配信の有無の許諾状況を確認する必要があります。

PS4に関しては、本体にシェア機能が付いていて配信できるようになっているので、恐らくほとんどのソフトは配信OKだと思います。Nintendoの場合には「ガイドライン」に従って、創造性やコメント性のある動画であれば推奨という事で、各ゲーム会社の移行に沿う必要があります。

配信サイト視点でも触れたように、いくら配信者がOKと言っていても、ゲーム会社が許可していないタイトルのゲーム動画であれば、切り抜きや転載も当然ながら禁止になります。

ただ、最近では下記の動画の様に、二次利用を歓迎するゲーム会社さんもあります。

【 #加藤純一 × #もこう 】「SEKIRO」クリアするまで帰らない生放送 Part1

※本生放送は、ライブ配信サービスでのミラー・実況、動画サービスへの再投稿・MAD素材化、テキストサービスでの書き起こしなど、二次利用を歓迎いたします(商用利用は不可)

今では有名なゲーム配信者からゲーム人気が広まるという事も少なくなく、こうして実況者に依頼してゲーム自体の宣伝をする場合もあるので、こういった場合には二次利用も推奨されます。

いずれにしても「配信者・配信サイト・ゲーム会社」の大きく3つの視点から考えて、この切り抜き動画はどうなのかなという事を認識してからアップロードする必要がありそうです。

まとめ:ゲーム配信のクリップ・切り抜きの転載・二次利用は違法?

今回はゲーム配信の中の「クリップ・切り抜き転載」に関するお話をしてきました。

著作権に関しては申告が必要なので、おおごとにしたくない配信者の方や、ゲーム会社の人が特に問題にしない場合も多いですが、この辺りは今後もゲーム配信・動画が楽しめるかという部分に大きく繋がってくるので、しっかりと気をつけて考えていく必要のあるテーマだと思います。

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編集部

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